高齢者ドライバーへの取り組みとは?【ガイヤの夜明け】高齢者に課せられた講習や検査も教えます

トーク番組

こんにちは!Joiceです。

昨年、高齢者ドライバーが他界する事故が3年ぶりに増えたそうです。8月9日(金)の【ガイヤの夜明け】で自治体や自動車メーカー、ベンチャー企業がタッグを組み、高齢者ドライバーが安全に運転するための技術開発への取り組みを放送します。

特に高齢者ドライバー(75歳以上)は親や親せきなどが該当する方もいらっしゃるでしょうし、誰が被害者になるとも分かりません。事故は決して人ごとではないと思っています。

自治体や自動車メーカーの施策、高齢者ドライバーに課せられた講習や検査、掛かる時間や金額をお伝えするとともに、私たちも真剣に考えるきっかけにしませんか。

ぜひ最後までご覧くださいね。

自治体や自動車メーカー、ベンチャー企業の取り組み

〈自治体の取り組みと課題〉

東京都では「シルバードライバーズ交通安全教室」が年末年始と8月以外の第1金曜日と第2土曜日に無料で行われているようです。

地方では公共交通機関の割引パスポート、タクシーの割引券などを発行しているところもありますが、使用頻度が多いとすぐに足りなくなるとの声も聞いた事があります。

自治体などが割引券を発行しても、本当に高齢者でも免許が必要な所は田舎と呼ばれる、地方ではないでしょうか?都会ほど交通網がしっかりしていませんし、赤字や運転者不足などにより列車やバスも廃止や減便になっていますよね。

それに公共交通機関の利用は、買い物や病院なども決まった時間や必要な時に行けないもどかしさがあると思います。また、家からバス停が遠いなどの理由もあるでしょう。

例えば子どもさんが側にいて、必ず運転してくれるのなら不安は少ないと思いますが、高齢世帯だけでしたら本当に不便だと思います。

運転免許を所持していると、燃料はもちろん保険代、車検代、修理代などの維持費もあるので、それなりの出費は覚悟しなければなりませんが、長年運転してきた経験があり『自分はまだ大丈夫』だと思う過信があるのかも知れません。

ただ、ある精神科医の話ですと、運転免許を返納することによって認知症の発症率が格段に増えるとの結果もあるようですから、どうすれば良いのか様々な方面から考えなければなりませんよね。

〈自動車メーカーの取り組みと課題〉

2022年には国内の主要自動車メーカーは標準装備としてサポカーSが付けられています。

・低速衝突被害軽減ブレーキ・ペダル踏み間違い時加速抑制装置・衝突被害軽減ブレーキ
・車線逸脱警報・先進ライト

です。2020年からサポカー補助金制度がありましたが、2021年11月で廃止になっています。標準装備された新車は軽自動車でも高額ですし、預貯金が少ない年金生活者に新たな購入は金銭的に厳しいのではないでしょうか。

〈ベンチャー企業の取り組み〉

場所によっては、オンデマンドバスと呼ばれる、自分が行きたい場所やおおよその時間で他の乗客と乗り合うものもあるようですね。

バスのように決められた運行時間ではないことや、タクシーより安価だという利点もありますが、①自宅までの送迎の有無②運行頻度③エリア④料金など自治体と運行会社の取り決めもあると思いますし、現役世代も含めた ある程度人口いなければできないのはないでしょうか。

また、ある企業では交通違反にピンポイントでアプローチするアプリを開発し多くの企業で導入されているようです。重大事故の64%を占める交通違反項目を防止することで年間40件以上あった事故がなくなり、自動車保険料が1億円以上削減されたそうです。

けれどこれは従業員が多い企業向けに開発されたようなのでまとまった件数で契約しなければならず、一般家庭向きではないと感じました。高齢者世帯が無理なく支払える金額で、違反や操作ミスを視覚や音声で知らせてくれるアプリがあったらどんなにいいでしょうね。

高齢ドライバーが自ら危険を感じて免許返納が出来れば良いのですが、その前に解決しなければならない問題も多いと思います。

次は高齢ドライバーに義務付けられた講習や価格についても書きますね。

高齢者ドライバーに義務付けられた講習

高齢者講習は70~74歳で運転免許の更新を希望する人が対象です。対象者には「高齢者講習のお知らせ」のハガキが届くため、記載されている指定自動車教習所に電話かネットで予約をします。これは5カ月前から更新期間満了(誕生日の1カ月後)までできるそうです。

講習は2時間ほどで、座学と運転適性検査が行われます。金額は講習手数料のみで6450円掛かり、更新は別途2500円です。運転適性検査は5項目あるのでお伝えすると、

①指示速度による走行(1回)
②一時停止(2回)
③右折、左折(各2回)
④信号通過(2回)
⑤段差乗り上げ

です。

さらに75歳以上になると高齢者講習の前に認知機能検査(30分:1050円)受けなければなりません。これは、現在の年月日と16種類の絵を記憶し何が描かれていたかを問われます

35点以上で問題なしとされ、それ以下ですと専門医の診断による臨時適性検査が行われます。認知症と診断されると免許の停止と取り消しになります。問題がない場合は高齢者講習に進むようです。

「若い頃以来テストをしたことがないし緊張して、できることも間違えそうだわ」という方は問題集も売っているようですから購入して事前に解いてみるのも良いかも知れませんね。

通常ゴールド免許は5年更新ですが、60代後半まで無事故無違反でゴールド免許でも更新が71歳でしたら、ゴールド免許の期間は4年になり、72歳以降は3年に短縮されます。高齢社会で認知症も多い昨今では一段と厳しくなっていますよね。

また75歳以上で過去3年以内に下記の違反があった場合はR4年5月から実車試験(運転技能検査)も義務付けられているんです。それは、

・信号無視・交差点右左折方法違反等・通行区分違反
・通行帯違反・交差点安全進行義務違反等
・横断歩行者妨害等・速度超過・安全運転義務違反
・横断等禁止違反・携帯電話使用等
・踏切不停止・遮断踏切立ち入り

になります。

普段は安全運転でも、『うっかり』が命取りになることもありますから、ハンドルを握ったら心底気をつけなければなりません。

まとめ

【ガイヤの夜明け】で自治体や自動車メーカー、ベンチャー企業がタッグを組み、高齢者ドライバーが安全に運転するための技術開発への取り組みを放送します。

自治体や企業の取り組みとともに、私たちも小さなことから提案するきっかけになればと思い、

1.自治体や自動車メーカー、ベンチャー企業の取り組み
2.高齢者ドライバーに義務付けられた講習

と調べまとめてみました。番組視聴後に変更や追記がありましたら、修正いたします。

余談ですが、知人が親に免許証の返納を促していても応じないとぼやいていました。身近で事故が起こってからでは遅いですし、かといって力づくで返納させるわけにもいきません。

そんな話を見聞きするたび、高齢者ドライバーと社会が円滑にいく方法を願ってやみません。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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