放置竹林はなぜダメなの?竹の有効活用に取り組む食品会社と建築企業【ガイヤの夜明け】

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こんにちは!Joiceです。

9月27日(金)22時15分からの【ガイヤの夜明け】で、やっかいもの(放置竹林)をSDGsエスディジーズの主役にと題し様々な取り組みが放送されます。

まずはよく聞くけどSDGsってなに?から、放置竹林が厄介者のワケと、食品会社と建築企業がそれぞれに厄介者の竹をSDGsの主役にするための様子、また竹や竹の子の効果効能についても盛りだくさん調べてみました。

ぜひ、最後までご覧くださいね。

SDGsエスディジーズってなに?

よくSDGsって聞くけど、説明できますか?

簡単に言っちゃうと、とりあえず2030年までの期間でずーっと続けられる開発目標なんです。2015年の国際サミットで採決され、『よりよい世界を目指すための国際目標』と覚えていてくださいね。

2030年まであと6年を切りましたので、時期に新たな目標が採決されると思います。

放置竹林はなぜ厄介者なの?

プラスチックが全盛でなかったころは、竹製品が主流でしたよね。でも海外からの輸入品や竹の代わりに安価なプラスチック製品になり、竹は放置されるようになったんです。

竹は成長がものすごく早くて、割とあっという間に数メートルと伸びて横にもどんどん広がっていきます。うっそうと伸びた竹藪は日照の妨害周りの樹木を枯らしてしまうそうです。

農家の裏山など人が入らない所は獣害と言われるイノシシやシカの格好の住処となってしまいます。せっかく手塩にかけて育てた作物が被害にあうのは残酷ですよね。

また、その昔『地震がきたら竹藪に逃げろ』といわれたそうですが、それは平地での話し。山に育成している樹木は土の奥深くに根を張りますが、竹はせいぜい30cmくらいとのこと。斜面にある竹は、地震はもちろん大雨でも竹林ごと斜面の土を巻き込み滑り落ちるそうです。

ゲリラ豪雨も台風並みの大雨も本当に怖いと思います。被害に遭わないためにも早急な対策が必要ですね。

その厄介な放置竹林を何とかしようと、本題のSDGsに取組んでいる企業について書かせていただきます。まずは、食品会社からです。

SDGsに取組むキラメキノ未来株式会社

京都産メンマを使用したラーメン
このキラメキノ未来株式会社はラーメン店を経営していますが、もうお分かりですよね?そう、ラーメンにメンマは必要なんです。

メンマの原料はタケノコが成長して硬くなる前の幼竹から作られます。今までは中国や台湾からの輸入(99%とのこと)したメンマを使用していましたが、キラメキノトキ社長の久保田氏は昨年8月、日向市で放置竹林問題に取り組んでいる市民団体『藪の傍』を紹介され国産の幼竹からもメンマが作れることを知ったそうです。

フェイスブックで知り合った福岡県糸満市で『国産メンマ作りの農家向け説明会』に参加し、主催者である『純国産メンマプロジェクト』代表の日高榮治氏から指導を受けたといわれています。

キラメキノ未来株式会社社長の久保田正彦氏は放置竹林問題にも貢献し、メンマを自社で使うために『京都産メンマプロジェクト』を立ち上げ、今では、京都で竹林管理をしている人やタケノコ農家、竹林整備をしているボランティアとも繋がり約20人のネットワークになったそうです。

メンマになる竹はタケノコから成長し1mくらいでも節を取ると柔らかく食べられるらしく、南西部精華町に集約場所を置き農家に皮むきやカットを依頼し加工後、キラメキノ未来株式会社の本社に併設されているセントラルキッチンに運び独自の製法で美味しいメンマに調理されます。

社長の久保田氏は「キラメキノトリは20店舗あり、メンマすべてを国産に切り替えると年間4000本の竹を買い取ることができるばかりではなく、新たな商品の開発をしたり、同業者にも広めたい」との抱負を語っています。本当に頼もしい限りです。

京都産メンマは今まで食べていたものより、シャキシャキで美味しいとのこと。なんか、メンマ入りラーメンが食べたくなってきましたね(笑)

次は食べ物とはうって変わって建築素材として活用される取り組みについてです。

竹筋コンクリートって?

これはその名の通り、鉄筋の代わりに竹を補強材として使うものなんです。大戦時に鉄は非常に貴重で、その後に代替えとして研究・施工されました。

2021年から新たな取り組みとして、放置竹林の対処のために米沢市の親和設計株式会社と日本大学工学部、さらには福島県の企業と連携して『竹筋コンクリート復活プロジェクト』を立ち上げたんです。

竹筋コンクリートの実用化には、強度や耐久性及び生産性が大きな課題だったのですが、大型の建物や橋などでなければ実用化できる強度があり、強アルカリ性のコンクリートの中でも浸食に強く耐久性があると判明したそうです。

今年6月にはJIS(日本工業規格)に準拠した側溝のふたが製品化できました。様々な取り組みにより、この『竹筋コンクリート復活プロジェクト』が『こおりやまSDGsアワード』を受賞したようですね。

多くの困難もあったと思いますが、受賞おめでとうございます!

今回この番組で放送されるのかは分かりませんが、その他の竹の活用についても触れたいと思います。

竹の活用エトセトラ

竹パウダー〈農作物の肥料や家畜の飼料〉

竹を細かく粉砕してパウダー状にし発酵させたもの。竹の中には乳酸菌が含まれていて、それが土中の微生物を活性化させ農作物の成長促進や糖度アップ、病気や害虫被害の減少になるようです。

また家畜の飼料として混ぜると、動物の食欲増進や整腸作用が期待できます。

竹パウダーの発酵
パウダーにした竹をビニール袋に入れて密封し、夏季は2~3日、冬季は7~10日で発酵します。発酵後は竹のニオイはなく、酒や麹に似ているといいます。

竹(バンブー)食器

竹パウダーを樹脂やコーンスターチなどで固めているため、燃やしてもダイオキシンが発生せず埋めた時は微生物によって分解されるため自然環境に優しいんです。

価格がリーズナブルで軽く割れにくいため手軽な食器として重宝されますが、耐熱温度が70~120℃と低く高温になる電子レンジやオーブン、また冷たさにも強くないので冷凍庫や食洗器もNGだそうです。

素朴な色合いやかわいい柄もあるので、軽めの食べ物を入れるには良さそうですね。

竹紙

紙の表面に加工していないため、手触りが良く、ペン先が滑ることなくしっかりと書けます。また印刷のにじまず写真などの発色もきれいに出るようです。

まとめ

【ガイヤの夜明け】で放置竹林というやっかいモノをSDGsの主役のするための取り組みをしている企業が紹介されます。

番組をご覧になったあとでも再確認して頂けたらと思い、

1.SDGsエスディジーズってなに?
2.放置竹林はなぜ厄介者なの?
3.SDGsに取組むキラメキノ未来株式会社
4.竹筋コンクリートって?
5.竹の活用エトセトラ

とまとめてみました。

あなたの参考になりましたら幸いです。

また最後まで読んでいただきありがとうございました。

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