オープンウォータースイミングを深掘り!2024パリ オリンピックの日本代表者は?

スポーツ

こんにちは!Joiceです。

2024年7月26日から8月11日まで、フランスのパリにてオリンピックが開催されます。今回はその中でもOWS (Open Water Swimming)について深掘りしますね。

実をいうと水泳はパリで最も期待されているイベントのひとつなんです。日本ではバスケットボールやバレーボール等のように、あまりメジャーな種目ではないかもしれませんが、ぜひ日本選手の活躍を応援して欲しいと思います。

パリのセーヌ川が水質状態の悪化でトライアスロンは中止(まだ確定ではないと思いますが)になったとのことですが、ウォータースイミングはセーヌ川に架かるアレクサンドル3世橋とのこと。この競技も中止されないことを願いつつ、開催予定日も書かせてもらいますね。女子の開催日は8月8日(木)、男子は8月9日(金)になります。

パリジャンの多くが、「この都会の川が泳げるほどきれいになるのだろうか」と心配していたそうです。市長も泳ぎ水質改善をアピールされていましたが、雨による増水で悪化してしまいました。プールでの競技のように整った環境ではありませんが、一縷の望みを託したいと思います。

それでは、競技や名称だけは知ってるけど、もっと詳しく知りたいと思っている方は是非最後までご覧くださいね。

オープンウォータースイミングってどんな競技?

オープンウォータースイミングを簡単に言うと、海、山、湖といった自然の水の中で行われる長距離水泳競技です。

『オープンウォータースイミング』という言葉自体が聞きなれない方も多いと思いますが、「海、山、湖といった自然の水の中」のことをオープンウォーターと定義しているようですね。

そのため、以前日本で行われていた「遠泳」もそうなのでは?とと思ったのですが、これはどうやら違うようです。

オープンウォータースイミングは1980年代にオーストラリアで行われていた遠泳のような自然の中で行われる水泳大会を基礎に競技規則を作成、整理されて作られました。

約40年の歴史があるオープンウォータースイミングと遠泳の違いは「競技規則」があるかないか、という部分なんですね!

具体的に言うと、水質・天候・潮汐・など自然条件の影響を受けることから、早く泳ぐ技術だけではなく危機管理を含めて、競泳とは異なる技術や知識が必要なんだそうです。

自然は、時にとても過酷ですから競技者は大変ですね。

10Kmの距離で夏季オリンピック正式競技として認定されているそうで、これには国際水泳連盟が定める競技規則があり次に抜粋したいと思います。

オープンウォータースイミングの代表的競技規定5選

まずは公認の水着、ゴーグル、キャップ(2枚以内)を着用し、審査員に分かるように腕、背中上部、手にナンバリングしなければならない。(ノーズクリップ、耳栓は使用OK)

マイクロチップ入りトランスポンダーを両手首に装着する。水温が18℃を下回った場合はウェットスーツが義務付けられている。

競技者にはスタート5分前から1分毎に知らせる(これも緊張しますね)

競技者はブイを全て回って全コースを泳ぐ。底に立っても失格にはならないが、歩いたりジャンプすると失格。

フィーディングプラットフォームから食べ物を含む物を投げては失格となるため、吸水用竿か手渡しで受け取らなければならない。1位到着から5kmごとに15分、最大120分の時間制限が設けられている。

規定はもっと長く詳しく書かれていたのですが、分かりやすくお伝えさせて頂くために抜粋しました。

日本の代表選手は?

オープンウォータースイミングの日本代表選手は2名います。一人ずつ紹介していきますね。

男子ではアジア勢1位で1時間49分57秒20の記録を出した木下グループの南出大伸さん、1996年4月13日生まれ28歳です。

元々自由形の長距離を専門だったのですが、2018年の日本選手権で初優勝。中東カタールで開かれた水泳の世界選手権で25位。東京大会に続き2大会連続出場になりました。

コースを変えて記録が飛躍的に伸びて良かったですね。パリオリンピックも最高に良い結果が出ますように!

女子では世界選手権(ドーハ)で11位と奮闘し日本の代表入りを果たした日体大の蛯名愛梨さん、2001年11月25日生まれの22歳です。

2歳半から競泳を始められていて、強さの秘密は手足の関節がしなやかで水面を滑るように泳げること、また空間認知能力が高く、どこでもまっすぐ泳げるそうです。これは凄い武器になりますよね。

かつての日本人女子の最高記録は12位のため8位を目指したいと話されています。最善のコンディションで最高記録が出ることを願っています。

まとめ

今回はオープンウォータースイミングってどんな競技なのか、また規定や日本代表選手名をまとめてお伝えさせて頂きました。

例えが飛躍しているかもしれませんが、誰も予想すらしなかった馬術も多くのヨーロッパ勢を差置いて92年ぶりに銅メダルを獲得しましたよね。何が起こるか分からないのがオリンピックともいいます。

オープンウォータースイミングが開催され、思いがけない成果を期待したいと思います。

あまりメジャーじゃない競技ですが、見る側としてプールで競泳する種目とは違った楽しさがあるのではないでしょうか?このブログがあなたの「知りたい」ことに寄り添えたら幸いです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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