こんにちは!Joiceです。
世界で食べられている海老はなんと3000種類にも及ぶそうです。それぞれに大きさ、形、味、香りなど違うと思いますが、その中でも皆さんがよく知っている甘えびについて書きますね。
日本で比較的多く流通している海老は13~14種類あるそうですが、その中でも甘えびを食べる機会は多いのではないでしょうか?数種類ある海老の中でなぜ甘えびが甘いのか、また高級すし店のネタが美味しい理由も合わせてお伝えしたいと思います。
理由をご存じない方も、【チコちゃんに叱られる】を見逃してしまった方も是非最後までご覧くださいね。
理由はズバリ、海老の酵素がグリシンという甘み成分に変わるからなんです。
甘えびの正式名称はホッコクアカエビと言って日本では主に北海道、石川県、新潟県の漁港で水揚げされます。数種類ある海老の中でも、なぜ甘えびが甘いのかご存じでしょうか?
甘えびは水深200m~600m深海の砂泥底に生息しています。深海の水温は太陽の熱が届きにくいのでとても低く、0~5℃なんだそうです。その低温で活動するためには、体内に特別な消化酵素を持ち合わせています。
甘えびが水揚げされ、命を落とすと体内にあるタンパク質が自らの酵素によって自己消化し、それがグリシンという甘みのある酵素に変わるからなんですよ。
ですから、船に乗って取れたての甘えびを食べても市場やすし店で食べる甘えびとは異なり、さほど甘くないようです。
自然の摂理とはいえ、生物のメカニズムは上手くできているんですね。
高級すしのネタが美味しい理由も結論からいいますと、熟成しているからなんです。高級すし店には殆ど行ったことがないので、私は食べ比べたことがありませんが同じ魚でも味は格段に違うようですね。
魚にも酵素がありますが、この酵素はうまみ成分のアミノ酸に変わります。海老と同様に水揚げされ命を落とした魚は、体内にある酵素がタンパク質の繊維構造を短く切断するそうです。
もちろん、生の魚はそのまま放置すると腐ってしまいますから、きちんとした熟成方法があります。熟成された魚は、うまみが凝縮し味が濃くなるようです。
それでは熟成方法もお伝えしたいと思います。
下処理をしてきれいに洗い、水分を取ります。ペーパータオルで包みビニール袋に入れ空気を抜いて密閉し0~5℃の水に入れて熟成させます。熟成度が増すほど、美味しくなるようですね。
今回はなぜ甘えびは甘いのか理由を聞かれても分からなかったため、同じように分からな方のトリビアとして書かせて頂きました。
知らないからと言って生活に困るわけではありませんが、雑学が増えると会話の種になりますよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。