なぜV字回復したの?竹島水族館の秘密が知りたい【カンブリア宮殿】

こんにちは!Joiceです。

人口が8万にに満たない蒲郡市に年間30万人も訪れる竹島水族館があります。その水族館にはペンギンやイルカといった可愛い動物がいないばかりか、生きた化石と呼ばれるカブトガニやオオグリクムシなどの『きもち悪い』ものが殆ど。

それなのに、なぜ人口以上のお客さまが集まるのでしょうか?一時は閉館を考えるまで入館者が少なくなったという水族館ですがV字回復させた館長の小林氏を【カンブリア宮殿】に招き、話を伺うようです。

なぜこれほどまでに入館者を増やしたのか その秘密とまた、館長の小林龍二氏についても調べまとめてみました。

ぜひ最後までご覧くださいね。

人気がでた竹島水族館の秘密

結論からいいますと、発想の豊かさだと思います。水槽の横にある説明は図鑑を見れば書かれているような文ではなく、普通では書かないような「食べたら美味しい」とか「どんな味がするのか」などを職員の手書きでイラストも描かれた温かみのあるものなんです。

さらに悠々と泳ぐカブトガニやオオグリクムシを見られ、水中につるした土管にひしめく大量のウツボや、カサゴの水槽はコンクリートブロックをマンションに見立て部屋番号や名前が書かれていたら面白いですよね。

私は魚の生態もどんな動きをするのかも分かりませんが、決められた穴に入るのなら『ここは私の家よ』と縄張り意識があるんでしょうね。そして、入り口や出口が観客の方を向いていたら水槽越しにご対面でき、どんな顔で尾の動きも見れますからから楽しさが倍増すると思います。

また、水族館にいる魚たちがどういう経路でそこにいるのかも知りませんでしたが、竹島水族館は1/3は職員が獲ってきたきたものや近場に深海魚にいる漁師さんから頂いたり、安価で購入したものなんだそうです。ですから、漁師さんとそのご家族は入館料を頂いていないと話されていました。

運営が厳しかったころ、現在の館長さんが全国の深海魚を扱っている水族館に電話を掛け、一番多く扱っていたところが80種類と聞いて『それよりも多くの深海魚を集めよう』と漁師さんの協力を得て120種類まで増やしたことも見事ですよね。

多くの方は深海魚にお目に掛かれるのは水族館だけだと思いますから、グロテスクな形態をしていても姿を見たくて足を運ぶのだと思います。

大きな水族館には同じことをしても勝てないからと、小さな水族館ならではの独自の発想で一番を狙うことは、とても勉強になりました。

竹島水族館の館長が飼育員として入社した2003年は市経営で給料も安泰だったため、観客に見せる水族館ではなく『職員が好きな魚と触れ合える飼育員目線』の水族館だったといいます。上層部の意見には絶対服従で提案をしても通らないことが多かったそうです。

魚たちのことを思って提案しても却下されたら、心も病みますよね。現館長の小林氏はその頃SNSで知り合った人物(現副館長の戸館氏)と気持ちの憂さ晴らしも含めて情報交換をしたそうです。戸館氏は大学院を卒業したエリートとのこと。魚に関してはよく知っているためお互いに勉強になったと思います。

そんなこんなで2009年の12月に職員の退職があったため欠員補充で戸館氏に声掛けし2010年に入社。ですが2010年の観客数は12万3千人と低く経営難で閉鎖も考えられていたそうなんです。でも、二人の良い所を伸ばして最強のペアになっていきました。

良い発想は小林氏で、上層部に掛け合い提案するのは戸館氏だったといいます。最初はスルーされることが多かったそうですが、検証した結果を話していくと少しづつ仲間も同調していったようです

2011年には入場者数が7万5千人増え20万人を超えたそうです。あっぱれですよね。

例えどんなに小さな水族館でも経費は甚大で、2015年に市の経営から民間の指定管理制度に移管し、同時に資金を出し合い小林氏が館長で戸館氏が副館長になりました。トップに立ってはじめに行ったことは、会議という改まったものではなく様々な談話の中からヒントを得たようです。

これは本当に凄いなと思いました。私も会議の経験はありますが、あの緊張した雰囲気では話したくても話せないですからね。雑談は最高です。

トップ二人の影響と職員の団結で当初12万3千人まで落ち込み閉鎖寸前まで追い込まれた水族館が、素晴らしいことにV字回復して2019年には47万人になりました。

その後のコロナ禍で一時閉館もあり多少の落ち込みはあったようですが、学び続け現在は30万人が訪れるそうです。観光客は静かな水族館だと思ってきても入場するための行列ができているといいますから驚きだと思います。

また売店で売られているオオグリクムシを原料にしたせんべいやカピバラのプリントに、ある所からチョコが出て『カピバラの落とし物』と名付けているそうです。これは見ても楽しいですし、どんな味がするのか興味も湧きますよね。

北海道の旭山動物園で『ゴリラの鼻くそ』と名付けた、甘すぎなくて美味しい甘納豆が売られているのを思い出しました。面白いものやかわいいものは大抵の人は好きだと思うんです。

多くの職員の豊かな発想がV字回復した要因なんですね。

次は竹島水族館の館長である小林龍二氏についてまとめてみました。

竹島水族館の館長 小林龍二氏はどんな方?

小林龍二氏は1981年竹島市に生まれました。父方の祖父も母方の祖父も漁師だそうです。子供の頃は大人しくて、余った魚をもらっては眺めているのが好きだったといいます。

小学校三年生の時に友だちから譲りうけた熱帯魚から、飼育に本格的に目覚め、中・高校生の頃には水槽が10個あり繁殖させてペットショップに売ったと言いますから商才もあったんでしょうね

魚好きが高じて大学は北里大学水産学部(現在の海洋生命科学部)を卒業しています。卒業時の2003年は就職氷河期と言われたそうで、全国の水族館でも5件ほどしか募集がなかったそうです。

地元にいる頃から入場者が少ない水族館だったようですが、家から自転車で15分くらいの場所だったのでUターンし竹島水族館に決めたそうです。

入職しても観客がいない暇な状況は続き、2年目にアシカショーを担当したときに寝ていたサラリーマンを起こして披露したといいますから、熱の入れようを賞賛したいと思います。

その後の経緯は上記しましたが、小林氏の『水族館は魚の好きな職員のためのものではなく、観客に見て頂く施設だ』といわれたことが心に残りますね。

ここまで回復させるのは、多くの困難と努力があったと思いますが一市民として本当に良かったと思っています。

そして新たな挑戦をするため、狭くなった水族館を改修するため6億5千万円の融資を受け、10月には完成予定だそうです。夢はどんどん広がりますね。

まとめ

8月15日(木)23時6分からの【カンブリア宮殿】で蒲郡市の人口をはるかに超える入場者を誇る竹島水族館について放送されました。

私なりに、なぜV字回復したのか その魅力が知りたくて、

1.人気がでた竹島水族館の秘密
2.竹島水族館の館長 小林龍二氏はどんな方?

とまとめさせていただきました。あなたが知りたかったことに寄り添えたら幸いです。

竹島水族館には私もまだ訪れたことがなく、機会がありましたら是非とも行ってみたいところの一つとなりました。益々のご繁栄を祈念しています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

Joice

管理人のJoiceです。 私は20年以上の仕事の中で お客さまと会話することが 多かったと思います。 そんな中、ネタ探しをしたり 話題を提供することが好きに なりました。 その延長になりますが、 今 気になる情報を ブログで発信し始めました。 芸能関係・スポーツ選手から、 お気に入りのお店のアレコレ まで分かりやすくまとめて お伝えしていくつもりです。 読者の皆さまが「知りたい」 ことを入手するための 時間短縮ができるといいなと 願っています。 どうぞよろしくお願いします。